カトラー:katolerのマーケティング言論

誤解を恐れずにいえば、これからの社会の行く末について、われわれはもっと深く絶望する必要があるのだ。少なくとも私が生きている間、2〜30年の間は世界史的にこの流れは変わらないと思う。その理由は簡単だ。世界にはまだ食べていけない貧しい人々がいて、生産力の拡大は、そうした人々にとっては、あきらかに善として働き、資本主義の遺伝子は、そうした経済成長をどこまでも追い求めるに違いないからだ。地球上には、インドやアフリカなど、これから本格的な「経済化、産業化」を経験する「辺境地」が存在する。言い換えればそうしたフロンティアが存在し続ける限り、資本主義というモンスターは生き延びるのだ。


ただし、私たちの子供たちの世代では、もう一つの選択肢、オルタナティブ(代替可能な)な世界というものの可能性が見えてくるのではないかと期待している。

なるほどぉ