武田のてっちゃん

武田鉄也さんがプレイボーイで連載を始めた。
彼からでてくる言葉は好きだ。
てっちゃんの言葉には何度も人生を見つめる機会を頂いている。


今回の内容は「型」と「話し方」についてふれていた。


歌舞伎の世界では師匠のマネをさせられるそうな。
衣裳もメイクもすべて師匠と同じにされる。全てをマネてそこから何かオリジナルを出す時、初めて自分流ができるという。それができないのなら、、、(ぞくっ)


世阿弥風姿花伝の中で、「24にして己の型をしる」という内容があったと思う。
また、世阿弥が「取・破・離」という事を語っていると、あるアーティスティックな生き方をしている人から聞いたことがある。


学ぶということは真似るということだとも言われる。自分の型を知る為に、あえて他人の(師匠ではあるが)型を真似る。その中で「自分は○○と思う」という事にたくさんたくさん気づいて貯めて整理して自分流をつくっていく。一見、簡単そうに思えるが、ほんの一瞬気を抜くと、虎の衣を借るなんとやらになりかねない危険も潜んでいる気がする。




次の「話し方」であるが、これはなるほど〜とさせられた。
うまく話すコツってのは、まずコネタ、いわゆる薀蓄で読み手の興味をそそり、それをすこし飛躍させることで関心をひきつけ、そこから連想ゲーム(妄想?)にもっていって、現実に落とすことだと。
だから、コツコツと薀蓄を貯めなさいって言葉に納得してしまった。


わかっていたようで、(体系的に)わからなかった。
芸人さんとかはやっぱりこのへんうまいなぁと思う。
何気ない週刊誌やニュースの話しから聞き手をひきつけておいて、最後にちょこっと自分の体験談や思ったことをプラスして笑いにもっていっている。


自分なりにまとめると、

  • コネタや薀蓄で話し手と聞き手の共通認識をセットする
  • そこにスパイスを追加して、共通認識を変化させる
  • 最後に味わい方や味わった感想を付け加えることで新感覚をプレゼントする
  • ごちそうさまでした

って感じだろう。


うーん、今日もステキな発見と学びができた(・e・)