土曜フォーラム 明日の中小企業を考える
- 12ch
- NHK大阪
- 23:30〜
もの作り
- ピンチのときにますますチャンスになる
- ひっくり返すと、チャンスになるとピンチが近よってくる
- 世界でも、もの作りに力を入れるのは類を見ない
- アメリカ、ヨーロッパは流通に興味はある
- これほど、使い心地とか、こだわりとかをもの作りに入れ込むのは珍しい
市場
- 市場は人口増加にともなって変わってきている
- 5年後にヒットするものを考えて作って売り出すのが経営者
- いいものは必ず反対する
体験農場の事例
- 最初はソーセージを作ってたけど、全然売れなかった
- 売り方を考えた
- ソーセージ作りや乳搾りを体験できるようにしたら購入してくれる客が増えた
- 売上は、園内のジュースやソーセージが大半を占める
- 体験して、理解したため、高くても品質のいいものを買うようになった
- (感想)プロセスを共有する事で理解してもらえる
- 農業公園に発達した。6月に宿泊施設もつくる予定。
- 買う側と作る側が融合していく時代になるかもしれない
パネリストの感想
- おいしくても売れない!?
- 理解されて、初めて品質
- 客が求めているのは良い品質
- いいものを作っていても潰れる所は潰れる
- 商品を売るな!価格を売るな!哲学を売れ!
- 客はそこの哲学を見るようになってきている
- 情報発信拠点でなく情報交流拠点が求められている
- お客に理解してもらう
- 売上はお客さんに手間隙かけた分だけあがる
- お客の望む価格に原価を下げていくのを「技術」と呼ぶ
人材について
- 従業員満足が大事
- ある社長さん曰く「お客に満足してもらうのはあたり前。なんの為にお客に満足してもらうかというと、それが社員満足になるからである!」
- 不登校の子が訪ねてきた(岡野さん)
- 顔を見たら”職人顔”をしていた!
- その顔をみて親に話をした
- 翌日、本人から「高校に行く」と電話がきた
- 工業高校にいって岡野さんの会社で雇ってくださいといってきた
- 現代の若者は、目標さえ与えれば絶対やる!
- 仕事は面白くおかしくやる(堀場さん)
- 社会が、仕事に対するものの考え方がおかしい
- 会社にるんるん気分で帰るのに、「おつかれさまでした。ごくろうさまでした。」っていわれる
- 疲れてもなく、苦労もしてないのに、でしたって断定される
- 仕事が疲れるもの、苦労するものというのがおかしい
- 仕事は楽しいもの、嫌ならやめろ!人生もったいない
- 牧師と尼さんとお賽銭(橋本さん)
- 牧師さんは社長の声を伝える人
- 30人までは社長一人でなんとかなる。30人以上は牧師さんが一人必要。100人以上になったら3人は牧師さんが必要。
- 社長が怒鳴った時に、「社長は思いがあって叱るのよ」とフォローしてくれるのが尼さん
- そして、仕事の対価としてやっぱりお賽銭が必要
- すぐれた社長の共通点(橋本さん)
- 声がでかい!
- いつも何を考えているかわかりやすい
- 夢がでかい!
- 夢に人は惹かれる
- 飯が速い
- 合理的
- 勉強のテストで採用したら失敗がでるけど、飯の速さで採用を決めたら失敗がすくない☆
- 声がでかい!
- さいきんの若者はきわめて真面目(大武さん)
- 若者は一芸に秀でていると思う
- むしろ大人が総合的にできることが仕事と決めつけている
- 一芸を見出してあげるべき
- 最近の若者は情報共有が大事
- 今の若い子は経験を語ってもついてこない--前の時代はそれでよかった
- ”想い”の部分の共有が大事!
家具工場のある人材育成の事例
- 職人の教えずに盗め!というやり方に疑問を感じていた
- 自分を追い越させない昔の職人気質は間違い!
- 職人(ベテラン)に指導員の資格をとるようにさせた
- 18そこらの高校出のやつに、経験則で教えようとしてもわかるはずがない。
- 資格を取る上で、初心者のステップを職人が考え出した
- 若者が親方を選べるようにしたから、選ばれない親方は、自分の教え方を考えるようになって、自分の技術を伝える意欲が湧くようになった
- 昔のイケイケ的な機関車の時代から皆が車輪で回って進んでいく電車の時代になった
事例へのパネリストの感想
- 若い人をうまく使うコツは、何のためにやっているのかの情報共有をすること
- 夢なき企業に人は育たない
- 夢をみせて共有する、愛情を与える
- 北海道の和菓子屋2代目の事例
- 「技術や知恵では創業者には勝てない。でも、社員に対する愛情は勝つ自信がある。」--毎日日報を出してもらって、それを読んで、日刊を発行して、いい意見や感想を皆に発表している
- 今までは、人生の中に仕事がある時代だったが、今は、仕事の中に人生がある
パネリストからのメッセージ
- 橋本さん
- なかなかオンリーワンにはなれない。日本の本当の強さは、オンリーワンになれない報われる事のない仕事をしている人たちがたくさんいる事。その上にナンバーワン、オンリーワンがいる。ナンバーワンやオンリーワンになれなくても、仕事に誇りを持ってがんばりましょう。
- 大武さん
- 学ぶ時代から考える時代に!
- 佐藤さん
- 人成塾。こんな人生が大事!と語る場を作ること。そして向かう方向性として「旗」を立てること。
- 岡野さん
- 新しい奴を入れて活性化すべし
- 堀場さん
- 1970年代に、パソコンのコンセプトを出した人がいたが、皆からバカにされた。彼曰く「未来は予見するものではなく、未来は自ら作るものである」(アランケイ)どーすると考える事!